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中央大学図書館には法制史学者の春木一郎(1870-1944)が長年にわたり収集したローマ法関係の洋書1776冊が所蔵されている。ユスティニアヌス1世の勅令によって編纂された「ローマ法大全」の注解書をはじめ、16世紀から20世紀にいたる法学者の主要著書が収集されている。春木一郎は1894年東京帝国大学法科大学を卒業後、ドイツ留学を経て、京都帝国大学、東京帝国大学教授と歴任。主著に「儒帝法学撮要語纂訳」「ユースティーニアーヌス帝学説彙纂プロータ」などがある。晩年は病床にあり、また潔癖で容易に著書の公刊を許さず、出版は少ない。戦後、門下の吉田五郎のノートによって「羅馬法講義」が公刊されている。
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