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2014年4月 1日 (火)

漱石が敬愛したベルクソン

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 アンリ・ベルクソン(1859-1941)

   夏目漱石は明治43年、胃潰瘍のため修善寺で吐血して危篤状態におちいる体験をし、この大患が漱石の人と文学に一転機をもたらしたといわれる。ウィリアム・ジェームズの「多元的宇宙」からアンリ・ベルクソンを知る。東北大學附属図書館にある漱石文庫には、「哲学書なのにこんな美しい文章のものはなかなかない」という書き込みがあるらしい。大正2年7月12日の書簡にもこんな一文がある。

ベルクソンは立派な頭脳を有したる人に候あの人の文を読むと水晶に対したるが如く美くしき感じ候夫カラ其態度が超然として逼らず怒らず余計なことを云はず又必要な事をぬかさず。人格さえ窺はれ候、奥ゆかしき学者に候。

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