ジス・イズ・ア・ペン(これはペンです)
英語の教科書で最初に習った文章で世代が分かるという。「Ⅰ am Tom Brown.」は戦後、中学が義務教育となり、生徒が最初に手にした教科書(1947年文部省刊)で使われた一文。1949年から三省堂の教科書は「This is a pen.」荒井注の世代。1962年からbe動詞ではなく、一般動詞の英文が登場した。「Ⅰ have a book.」この教科書はアメリカ英語の口語教本を執筆したW・L・クラークの書き下ろしたもの。haveからplayやlikeといった他の動詞に置き換えやすい。しかし一般動詞が最初に出てきた教科書は三省堂だけで、1978年から「be動詞から」に戻した。
ところで have動詞にはいろいろな意味がある。
Ⅰ have a family.
家族がいます
Ⅰ have a good time.
良い時間を過ごす
Ⅰ have a dream.
私には夢がある
Ⅰ have a cold.
風邪をひいています
Ⅰ have a good memory.
記憶力がいいです
Ⅰ have lunch.
昼食をとります
最後の一文は「have lunch」か「have a lunch」か迷うだろう。食べることに焦点をあてた言い方なら「have lunch」が一般的な表現である。昼食の種類や性格について修飾語がつけば、have an early lunch(早い昼食をとる)とか、have a late dinner.(晩い夕食をとる)のように a がつく。
また「have+物」で「ぜひ、(物を)どうぞ」の意味がある。
Have some coffee.
コーヒーをどうぞ
Have a drink.
飲み物をどうぞ
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