アナロギア・エンティス
信者が信じなければならないことのなかで、唯一の神が存在し給う事実こそ、第一に信じねばならないことである。(トマス・アクィナス)
アナロギア・エンティス。スコラ学の用語。自然(被造物)と超自然(神)の間には存在的な区別と同時に類比があるとするもの。天地万物はそれ自身の力では罪人を創造者の真の認識に到達せしめることはできない。しかし神の言が語られ、人間の内なる目が開かれる時には、人間は天地万物を通して創造者を認識することができるようになる。神の人格と人間の人格との間に類比を認めることができるが、カール・バルトは「存在の類比」(アナロギア・エンティス)ではなく、「信仰の類比」(アナロギア・フィディ)によるとする。すなわち人間の人格は神の言が語られる時、神の人格の類比となるとした。(Thomas Aquinas)
analog 類似のもの
existence 実在
faith in God ゆるぎない神への信仰
analogia entis 存在の類比
analogia fidei 信仰の類比
apostle 使徒
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