2人のモネ夫人 カミーユとアリス
朝ドラ「純と愛」126話。兄の剛がめずらしく純に励ましの言葉をかける。「画家のモネは奥さんをなくしたときも、その妻の顔をスケッチしたんだって。一番辛いときもモネはモネなんだよね」。クロード・モネにはカミーユと後妻のアリスという妻がいた。どちらの話だろうか。オルセー美術館に「死の床のカミーユ」(1879年)がある。若い頃のモネはモデルを雇うお金がないこともあって、モネの描く人物画は、ほとんどカミーユがモデルをしている。長男を出産したあと、カミーユは乳癌で32歳で亡くなっている。モネは後年、友人のクレマンソーに語っている。「私は無意識的に死によって変化してゆくカミーユの顔色を観察しているのに気がついた。彼女との永遠の別れがすぐそこに迫っているので、カミーユの最後の姿を捉え頭に記憶しようとしたのは自然だったのだろう。しかし私は、深く愛した彼女を記憶しようとする前に、彼女の変化する顔の色彩に強く反応していたのだ」。
「緑衣の女性」「日傘の女」などのモデル、カミーユ・ドンシュー(1847-1879)。後妻のアリス・オシュデ(1844-1911)は67歳まで生きたが、やはりモネが最後を看取ることになった。(Claude Monet,Camille Doncieux,Alice Hoschede)
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モネの妻カミュー、後妻のアリス・・・
なるほどなあ・・
投稿: 根保孝栄・石塚邦男 | 2013年3月 1日 (金) 23時47分