ギニョールの歴史
ギニョールとは手の5指で人形の頭と両手、またときには胴、脚をあやつり、あやつる5指は人形の衣装を袋式にかぶせるのが本来で、マリオネットや影絵芝居にくらべて、いちばん操作の平易なものである。その分布も全世界に存在し、イタリアではブラッティーニ、ドイツではカスペルレ、イギリスではパンチと呼ばれる。
1808年フランスのリヨンの絹織物工ローラン・ムゲル(1769-1844)によって作られた。革命後、ムゲルは抜き歯屋を始め、当時は麻酔などないので、自作で人形を作り、その人形に気をまぎらせて、患者の歯を抜いた。それがギニョールの始まりである。もともと人形の主人公の名前であったが、やがて操り人形を総称してギニョールと呼ばれるようになった。Guignol,Laurent Mourguet ,Lyon
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