地名に由来するハンバーグ
陶器を英語でchinaというのは、むかし欧州で陶器が中国から輸入されたためである。このように既に存在する物の名に因んで二次的に命名された言葉をエポニムというが、地名をルーツにしたものを集める。地質時代デボン紀はイギリスのデボン州地方にみられるため命名された。
ハンバーグはドイツのハンブルクで労働者向けの食事として流行したタルタルステーキが起源とされる。それがアメリカにもたらされてハンブルク風ステーキと呼ばれるようになった。
赤紫色のマゼンタはイタリア北部の都市に由来する。ボストンバックは米国ボストン周辺にある大学に通う大学生が、大きなカバンを愛用していたことに由来する。ジーンズはイタリアのジェノバで製造され、外国へ輸出されたことから、ジェノバが訛ってジーンズとなった。バドミントンはイギリスのブロースターシャーにあるボーフォート公の所領と邸館の名称。1870年代、ここでバドミントンが考案されて、この地名が競技の名称となった。(Hamburger steak,Badminton,jeaans,Genova,eponym,地名エポニム)
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四十年前、現在東京で活躍している詩人の佐土原大介が白老の山で「オレは何でも食える」と野草をむしゃむしゃ食べ始めた。
「おい、それトリカブトだぞ。吐き出せ」
吐き出してうがいしたが、少し毒がまわった。
帰りのバスの中で口が腫れ腹痛に苦しんだ。
幸い軽症で済んで幸いだったが・・・
食べ物にはご注意を・・・
投稿: 根保孝栄・石塚邦男 | 2013年1月22日 (火) 19時06分