ペタンクの歴史
1900年代のフランス、マルセイユ近くのラ・シオタという町で流行していた「プロヴァンサル」と呼ばれたゲームの変形がペタンクの始まりと言われている。プロヴァンサルというスポーツは、名前のように、南フランスのプロヴァンサル地方で行われ、現在も行われている。男性のスポーツで、ペタンクと同じブールを使う競技である。ブールとは言うものの、1900年代初頭のものは、現代のブールとは異なり、木の実に金属の鋲を打ち込んだもので、直径80ミリと大きなサイズであった。
このプロヴァンサルは、広い場所が必要で、投球前に3歩助走して行う。病気(リウマチ)になって車椅子生活となったプロヴァンサルのチャンピオン、ジュール・ル・ノワールのために、彼の友人、エルネスト・ピイティオがルール変更を提唱し、ブールを投ずる投球位置を固定し、目標距離を短くして、車椅子や松葉杖であっても参加できる競技にした。そして、1910年に、地面に描いた丸い中に両足を揃えることから「ピエ・ケンタ」が競技の名称となり、最初のペタンク大会がラ・シオタの町で開催された。もちろん、最初の大会には、ジュール・ル・ノワールも参加した。「ピエ・ケンタ」とは、南フランス地方の方言で「両足を揃えて」という意味。Petanque
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