結納の使いに制服の巡査
日本には古来から伝統的な結納の行事として「結納」と言う形式があるが、韓国にも似たような風習がある。韓国の結納はイェタン(礼緞)と呼ばれ、もとは絹織物だったが、現在は指輪とか結納品がふつうである。四柱単子(サジュタンジャ、画像)という綺麗な函(ハム)に入れる。新郎側が結婚に対する感謝を表わす意味で、新婦の家に函を届ける。スルメのお面を付けた新郎の友人が函を担いで「ハムサセヨー」(函を買ってください)と叫びながら新婦の家に向かう。新婦側はお金の入った封筒を渡したり、お酒を持ってきたりと、新郎の友人を上手く家まで誘導する。受け渡しの儀式が終わったら、新郎新婦は新婦宅の一室でお酒を交わす。比較的新しい言葉だが、韓国には「結納の使いに制服の巡査」というのがある。何とも、場違いなはなしで、味も素気もない、という意味。
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