イメルダ夫人の靴
1989年、フェルディナンド・マルコスは亡命先のハワイでイメルダ夫人に看とられながら病没した。ベニグノ・アキノ暗殺事件や不正蓄財などの容疑が噂されたが、結局、不明のままになった。イメルダはマルコスの資金は山下財宝を発見したからと説明した。山下財宝とは旧日本軍、山下奉文が終戦時フィリピンに埋めたとされる莫大な埋蔵金のことである。だがこのイメルダの話を信じる者はいない。現在、イメルダは失脚から復権し、2010年の選挙で当選し国会議員となっている。マニラ郊外にあるマリキナ博物館にはイメルダ夫人が所有する靴3000足が展示されている。かつてマラカニアン宮殿にあった靴で、独裁政権下で贅を尽くした夫人の生活を象徴するものとして、観光客の関心をよんでいる。Imeld marcos
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