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2014年3月24日 (月)

梶井基次郎と松阪

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   梶井基次郎は大正13年の夏、姉夫婦、宮田汎、富士が住む伊勢の松阪におよそ1ヶ月ほど滞在したことがある。「城のある町にて」(「青空」第2号、大正14年)は病気療養の峻が町の人々たちとの交流で、4歳で死んだ妹への思いがいやされていく。また義兄一家の質実な生活にふれ、義妹勝子(宮田ふさ)に仄かな慕情を覚えながら、峻は次第に人生へと回復していく。富士の夫の汎は松阪商業学校の体育教師。汎の妹ふさは亀山の三重県女子師範に在学し、夏休みで帰省していた。当時19歳だった。 

  現在、松阪公園に梶井基次郎文学碑が建立されている。姉の家は現在の松阪市殿町にあったとされる。

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