国境の町ゲルリッツ
ドイツ東部ザクセン州のナイセ川流域にある5万5千人の都市ゲルリッツ。かつては対岸のポーランドのズゴジェレツも含めた1つの都市であった。大戦後、オーゼル・ナイセ線がドイツとポーランドとの暫定的な国境線と定められた。ゲルリッツは新国境線で分断され、ドイツ側はゲルリッツのままだったが、ポーランド側はズゴレッツと地名を変更した。ズゴレッツではドイツ系住民は逃れ、その代わりポーランド人やギリシャ人がやって来た。オーゼル・ナイセ線は1950年のズゴレッツ条約、1970年ワルシャワ条約で確認され、1990年のドイツ・ポーランド国境条約で最終的に確認された。(Goerlitz,Zgorelec,Oder,Neisse)
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