太子信仰
本日は622年の聖徳太子の忌日。聖徳太子を信仰するという太子信仰は、法然や親鸞が太子崇拝者ということもあって、鎌倉時代、念仏の流布と共に広がり、また勧進聖達によって地方にもたらされていった。孝養像をはじめとする各種の太子像が作成されるのも、多くはこの時代のことであったが、聖徳太子と深い関わりをもつ京都太秦の広隆寺が、そうした太子信仰の中心を占めていた。広隆寺の創建年は不明であるが、おそらく7世前半といわれ、京都で最も古い寺のひとつである。渡来人を祖とする秦氏の根拠地・太秦。古代中国ではローマを「大秦」と書く。大酒神社があり、古くは「大辟」と書き、「大闢」とも書く。つまりダビデのこと。聖徳太子が厩戸皇子と呼ばれたのもキリスト伝説に因んだものであろう。
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