トレチャコフ美術館
モスクワにあるトレチャコフ美術館はパーヴェル・ミハイロヴィッチ・トレチャコフ(1832-1898)とセルゲイ・ミハイロヴィッチ・トレチャコフ(1824-1892)の兄弟が1856年、自邸に開いた美術ギャラリーに始まる。1901年にはヴィクトル・ヴァスネツォーフ(1848-1926)によって改築され、モスクワ市立トレチャコフ美術館となった。そのコレクションは約13万点あるが、「至聖三者」や「ウラジーミルの聖母」(12世紀初め)やペローフの「作家ドストエフスキーの肖像」、グスコイの「レフ・トルストイ像」、レーピンの「1581年11月16日のイワン雷帝とその息子」、1870年代におこったロシア民主主義美術運動の作家たちの重要作品を所蔵する。
ワシーリー・ベレシチャーギン(1842-1904)「戦争礼賛」(1871年)
題名の「戦争礼賛」はいうまでもなく皮肉であって、正面きっていえば「戦争礼賛の結果」ということになる。
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