処女王 エリザベス1世
1570年のこの日、ローマ教皇ピウス5世がイングランド女王エリザベス1世を破門にした。
当時のイングランドはまだまだヨーロッパの中では弱小国だった。スペインやフランスのような大国のはざまで、何とか国家の独立と発展を図ろうとしてた。エリザベスは、美人で独身と言う自分の魅力を最大限に発揮して、フェリペ2世のような有力者のプロポーズを受けるようなそぶりをして、気を持たせて、なかなか正式な返事をしないでじらしてじらして、相手から有利な条件を引き出そうと、自分の結婚を外交カードとして最大限利用した。結局、エリザベスは生涯誰とも結婚をしなかった。なぜ結婚しないのかときかれて、エリザベスは「私は国家と結婚している」と言ったという。
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