「枲の垂れ衣」(むしのたれぎぬ)。平安時代、婦人の外出のときに被った市女笠の周囲に、薄い麻の裂(きれ)をカーテンのように垂れたものをいう。「枲」という漢字は「シ」と読むが、意味は「カラムシ」(植物)のこと。カラムシはイラクサ科の多年草本で「苧麻(チョマ)」とか「青苧(アオソ)」とか呼ばれ、古代より紙や布の材料として栽培された。上杉謙信は越後の特産物として海を通じて関西への交易で巨利を得た。
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