ヒッチコック映画の美女たち
ヒッチコックのサスペンス映画には美女が登場する。ジョーン・フォンテーン(レベッカ、断崖)、テレサ・ライト(疑惑の影)、イングリッド・バーグマン(白い恐怖、汚名)、グレース・ケリー(ダイヤルMを廻せ、裏窓、泥棒成金)、キム・ノバク(めまい)、ジャネット・リー(サイコ)、ティピー・へドレン(鳥、マーニー)などが代表的である。助演だが「鳥」のスザンヌ・プレシェットや「マーニー」のダイアン・ベーカーも加えてもいい。スザンヌ・プレシェットは惜しくも他界したが、ダイアン・ベイカー(画像)は75歳で現在もプロデューサーとして活躍している。目鼻立ちのはっきりした美人だが、映画では比較的地味で、ドラマ「逃亡者」最終回でキンブル医師と結ばれるジーン・カーライル役が印象に残る。
映画「マーニー」はマーク(ショーン・コネリー)が経営する出版社に求人広告をみてやってきたマーニーは女泥棒だった。マークはそれを知りつつ彼女を雇い、やがて2人は結婚する。マークは彼女の犯行が一種の発作であり、その真因が子どものときに受けたショックにあるとつきとめる。赤い恐怖は売春をしていた母親の客を殺した血の色だった。ダイアンの演じるリルはマークの亡くなった妻の妹役で、マークとマーニーの恋路を邪魔するという役どこだった。
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