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2014年1月27日 (月)

アイルランド文学

Jamesjoyce93586762402    「庭の千草も虫の音も 枯れて淋しくなりにけり。ああ白菊、ああ白菊 ひとりおくれて咲きにけり」日本人にはおなじみの小学校唱歌「庭の千草」。この美しいアイルランド民謡の原詩は、トマス・ムーア(1779-1852)の「夏の名残りのバラ」である。日本では「白菊」だが元歌は「バラの花」なのだ。トマス・ムーアは「アイルランド歌謡」(1808-1834)において、アイルランドの情緒に合った英詩を作ろうと試みた。これがイギリスで歌われるようになり、究極的にアイルランド文芸復興を促進することとなった。 

    アイルランド人の祖先、古代ケルト人は文字を持たない民族だった。そのかわり、英雄伝や部族の系譜などを口承によって子々孫々へと伝えてきた。これらのことから、アイルランド人はかえって言葉に魂をこめ、より豊かな表現力を身につけたのではないだろうか。 

   「ガリヴァー旅行記」で知られるジョナサン・スウィフト(1667-1745)はアイルランドに生れ、この国の司祭であった。アイルランドがイギリスの文学に最も貢献したのは18世紀の喜劇においてであろう。 

    アイルランド出身の文学者を18世紀からざっとその名をあげてみる。
ジョージ・ファーカー(1678-1707)
ウィリアム・コングリーブ(1670-1729
トマス・バーネル(1679-1718)
ローレン・スターン(1713-1768)
オリヴァー・ゴールドスミス(1728-1774)
リチャード・ブリンズリー・シュリダン(1751-1816)
シェリダン・レ・ファニュ(1814-1873)
ブラム・ストーカー(1847-1912)
オスカー・ワイルド(1854-1900)
ジョージ・バーナード・ショー(1856-1950)
ウィリアム・バトラー・イェイツ(1865-1939)
ジョン・ミリントン・シング(1871-1909)
ダンセイ卿(1878-1957)
ショーン・オケーシ(1880-1964)
ジェームズ・ジョイス(1882-1941)
ショーン・オフェイロン(1900-1991)
サミュエル・ベケット(1906-1989)
フラン・オブライエン(1911-1966)
アイリス・マードック(1919-1999)
ブレンダン・ビーアン(1923-1964)
ウィリアム・トレヴァー(1928-   )
エドナ・オブライエン(1932-  )
ジョン・マクガハン(1934-2006)
トマス・マーフィ(1935-  )
シェイマス・ヒーニー(1939-  )
ロディ・ドイル(1958-  )
 

「ダブリン市民」を書いたジェイムズ・ジョイス(画像)は故郷ダブリンを捨て、国外を放浪しつづけて一生を終えたが、その作品はアイルランド人、ダブリン市民を対象にしたものが多かった。

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