ナポレオンの猫ぎらい
地中海に浮かぶコルシカ島には猫がたくさんいることで知られている。だがこの島で生まれて9歳までいたという英雄ナポレオンは猫が大キライだったそうだ。連隊長時代に壁に飾ったタペストリーの裏側に隠れていた猫を連隊旗で串刺しにして殺したという殺伐としたエピソードがある。おそらくナポレオンの猫嫌いは幼年時代のコルシカ島に始まると考えられるが、その理由は謎に包まれている。
酒は水で薄めたのを好み、たばこは「体に悪い」と吸わず、代わりにコーヒーをよく飲んだ。怒りっぽく、いつも神経をピリピリさせていたが、妻のジョゼフィーヌをこよなく愛し、その柔らかく、優しい声で疲れをいやしたことがよくあった。舞踏会などは苦手であった。読書家で睡眠は3時間というエピソードは有名だ。
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