騒音主義
年末は音楽番組を聴く。昨夜の幕張メッセの「ミュージックステーション・スーパーライブ2013」EXILE、GLAY、浜崎あゆみ豪華アーティストがSPメドレーを披露。弘中綾香アナのたどたどしい司会も可愛い。ゴールデンボンバーの股間で「M」の字をつくるパフォーマンス、いきものかがり「じょいふる」、ももいろクローバーZなど騒がしい音楽も楽しい。音楽事典に「騒音主義」という語がある。イタリアのルイージ・ルッソロやプラテラが20世紀初頭に騒音を用いて作曲した音楽わいう。騒音を意識的に楽曲中に取り入れた音楽で、レスピーギの「ローマの松」のナイチンゲールの声、ガーシュウィンの「パリのアメリカ人」の自動車の警笛、サティの「バラード」のタイプライターの音など効果的に楽曲に加えられている。日本の楽曲をみると、70年代フォークや80年代ニューミュージックまでは、比較的静かに聞かせる楽曲、井上陽水やさだまさし、のようなポップスが全盛であった。やはりサザンオールスターズ以降であろうか。騒々しい音楽が当たり前になった。大晦日の「紅白歌合戦」は騒音主義で盛り上がる。
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