よく知られた地震予知のことわざに、「ナマズが騒ぐと地震あり」との俗諺がある。生物の動きと地震との関係については、ナマズが地震を起こすとの説が江戸時代からあり、とくに安政2年の江戸大地震以後、「ナマズ絵」などでこの説が広まった。昔、椋平広吉が、地震の前には特殊な虹がでる、といい、「椋平虹」といわれたことがある。そのほかにも、「キジが鳴けば地震あり」とか「アリの大群が移動すると地震がある」、「馬の尻尾が動かないと大地震がある」、「牛が腹這いになると地震か噴火がある」などの伝承があるが、たしかなものは一つもない。
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