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2013年12月25日 (水)

あたらしい時代

288   「まほろ駅前多田便利軒」という映画を見る。「頼まれた仕事は極力引き受けします」をモットーに、駅前に便利屋を営んでいる。瑛太と松田龍平がバツイチ男コンビを演じる。自然な演技で現代の若者のムードが感じられる。明らかに40年前の「俺たちの旅」の中村雅俊とは異なる。会社を辞めて便利屋をした話であるが、続編では社長や市長になって成功したという結末で、とてもつまらなかった。全共闘世代やフォーク世代のデカダンスや革命は似非だった。日本に市民革命はない。ルネサンスや宗教改革もない。自ら変革できず、外圧で変化しているだけである。資本主義の時代の話であり、その先の時代が知りたい。

   近代ヨーロッパの誕生はルネサンスと宗教改革の二大運動が起きたからであるとはよく言われることだが、この二つは大きく異なる。ルネサンスは長くうずもれていたギリシア・ローマの学芸を復興するという形をとったが、個人の独立・能力・自由・尊厳を強調していた。しかし新しい社会を形成することはについては、ほとんどふれることがなかった。

   これにたいして、宗教改革は、一見すると神に従っているようだが、自分の力で生きること、与えられた生活・職業に全力をあげることを、命じているのであって、結果としては独立生産者が新しい社会をつくっていくのを、神が支えることになる。その意味で、ウェーバーのように、プロテスタントの倫理が資本主義の精神の形成に重大な寄与をしたと、いうこともできる。

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