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21年前、気球に乗って大空へ飛び立ったひとりの男がいた。ピアノ調律師、鈴木嘉和(1940₋行方不明)は1992年11月23日、滋賀県の琵琶湖周辺でテスト飛行中、「行ってきます」と言い残してそのまま飛び去ってしまった。「風船おじさん」として当時マスコミで取り上げられ話題になったが、消息は依然として不明である。鈴木は高校生のときフランス映画「赤い風船」を見ているので、その影響もすこしはあるかもしれない。「風船」ではなくファンタジー号という「気球」である。
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