« 江戸趣味 | トップページ | 近世俳句・冬の名句 »
蕉風の俳句では、わび・さび・しをりを三要素としたが、川柳では、うがち・おかしみ・かるみを古くは三原則とした。「道問へば一度にうごく田植笠」などは俳句に近い境地であるが、俳句よりもかるみがある。「新世帯なにをやっても嬉しがり」などは人間心理の機微をうがち、「これ小判たった一晩ゐてくれろ」などには笑いの要素が強い。しかし風刺でも笑いでもあくどくなく、常に軽い風刺・軽い笑いがある。
名前:
メールアドレス: (ウェブ上には掲載しません)
アドレス(URL):
内容:
コメント