童謡がなぜ消えたのか?
むかしは童謡ブームで可愛い少女たちがリボンをつけて歌い、レコードがよく売れた。川田正子、孝子、美智子。古賀さと子、小鳩くるみ、近藤圭子、田端典子、伴久美子、安田祥子、章子。なぜ童謡が消えたのか?昭和30年代になると、「新しい子どもの歌」運動が起きて、むかしの童謡は「退廃した感傷趣味、営利目的」と批判されたという。児童文学の世界でもそうだが、大正期デモクラシーの潮流のうえに自由主義運動の盛り上がりで生れた児童文学は、美化し極端な童心主義として否定される傾向になった。童謡も例外ではなく、「みかんの花咲く丘」「里の秋」などはヤリ玉に挙げられた。「お山の杉の子」「兵隊さんの汽車」など戦時中の歌も否定された。戦後になると「アイスクリームのうた」「おもちゃのチャチャチャ」などテレビを通じて新しい童謡が生れた。しかし、なぜか多くの人が心を打つような歌が少なくなった。戦後の若い音楽家たちが否定した童心主義の歌が今でも多く童謡として残り、新しい歌が消えていくという事実は何を物語るのだろうか。
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由紀さおりさんが「昔、童謡歌手というのは後のアイドルの役割を果たしていた」といっていました。
投稿: ken | 2011年6月12日 (日) 00時01分