ミイラ取りがミイラになる
ミイラ取りがミイラになるとは、人を連れ戻しに行った者が、その目的を果たさずにとどまって帰ってこなくなること。また、人を説得しようとした者が、逆に相手に説得されてしまうことのたとえ。日本語の「ミイラ」は16~17世紀に、ポルトガル人から取り入れた言葉の一つで、ポルトガル語 mirra は元来「没薬」を意味する。つまり没薬(防腐剤として用いられた油)を取りに行った者が、途中、砂漠で倒れるなど目的を果たせず、ついには自分がミイラになってしまった、というのが本来の西洋の語源だった。江戸時代、この表現は、何日も遊郭に泊まっている人を連れ戻しに行った人が一緒に遊女に溺れてしまう状況を表すものとして流行したという。
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コメント
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そうですか?
ミイラとりがミイラになる・・語源はポルトガル?
さすが、ケベル先生・・。( ̄ー ̄)ニヤリ
投稿: 根保孝栄・石塚邦男 | 2013年11月19日 (火) 04時08分