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2013年10月29日 (火)

紅葉忌

S0157r     本日は尾崎紅葉、1903年の忌日。

    内田魯庵は「思ひ出す人々」(大正14年刊)のなかで、尾崎紅葉がつねに外国文学を読んでいたことを回想し、紅葉の小説には外国文学の影響を大きく受けていることを指摘している。門弟の徳田秋声も紅葉はいつも洋書を読んでいたと著作の中でふれている。事実、紅葉自身の日記「十千万堂日録」にはオストロフスキイの戯曲「ストオム」(英訳本)、メーテルリンクの戯曲、ダヌンチオの「死の勝利」などの書名があがっている。紅葉はあまり有名ではない通俗小説もたくさん読んでいる。そして小説のストーリーを日本に置き換えて自分の小説としていることもあったようである。これは今日の著作権という概念が未成熟であった当時においては、やむをえないところかもしれない。あの有名な「金色夜叉」も種本が見つかっている。バーサ・M・クレーの「女より弱者」というイギリスの通俗小説である。(1880年代に初版)たぐい稀なる美女が、ダイヤモンドに目がくらみ、恋人を捨てて金持ちの紳士と結婚するが、後悔するという話でほとんどストーリーは同じである。尾崎紅葉は日本橋の丸善の洋書売り場で購入したらしい。

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コメント

 フォーク全盛、シンガーソングライター全盛の70年代、ブルガリアの童謡、フィンランドの民謡・・・といったものからの盗作も多かったようです。

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