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2013年10月 7日 (月)

去る者は日に以て疎し

  「白い巨塔」や「大地の子」などの社会派の長編小説で知られる作家の山崎豊子が9月29日、亡くなった。88歳で大正13年の生まれ。朝日新聞の投稿に博物館の説明係の人が「大正、分からない子に驚く」とある。なる程、今年で明治生まれが102歳、大正生れは88歳以上になるが、核家族世帯で小学生にとって祖父母も昭和ひとケタ生まれ、大正生れは身近にいないかもしれない。ここで昭和期に活躍した作家を生まれ年で並べてみる。

明治40年 井上靖、亀井勝一郎 火野葦平
明治42年 太宰治 大岡昇平 松本清張
明治43年 埴谷雄高
大正2年  織田作之助
大正3年  深沢七郎 丸山真男
大正4年  野間宏
大正6年  島尾敏雄
大正7年  堀田善衛
大正8年   水上勉
大正9年  阿川弘之
大正11年  瀬戸内寂聴
大正12年  司馬遼太郎、遠藤周作
大正13年  安部公房 吉行淳之介 山崎豊子
大正14年  三島由紀夫 辻邦生
昭和元年  宮尾登美子
昭和3年   田辺聖子
昭和4年   向田邦子
昭和5年   野坂昭如
昭和7年   五木寛之 石原慎太郎
昭和9年   井上ひさし
昭和10年  大江健三郎

    やはり阿川弘之が最古参。瀬戸内、宮尾、田辺ら女流作家陣が現役の古参か。明治、大正生まれの大家たちも本屋の耳札をみなくなってきた。漱石のような死後も読まれ続ける作家が少なくなっていくだろう。昔の中国の詩人もいう。やがて古い墓となって、その土墳も跡形を止めず、茎の辺に植えられていた松柏も薪になってしまう。「去る者は日に以て疎し」と。

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