「平清盛」とは何だったのか?
NHK大河ドラマ「平清盛 遊びをせんとや生まれけむ」(23日放送)で清盛がこの世を去り、その4年後の壇ノ浦の戦いで平家一門は滅亡した。作品の出来は悪くなかったが、最終回の視聴率も9.5%と1ケタ台にとどまった。放送開始早々、清盛ゆかりの兵庫県の井戸敏三知事が「画面が汚い」と発言。ネガティブトークが逆に話題となることもあるが、視聴者からも多数苦情が寄せられ、2月以降は映像を改善したり、詳しく解説したり、テコ入れしたが効果なく視聴率はどんどん低下していった。だが坂東玉三郎のように時代考証を高く評価する声も一部にある。
2012年10月26日、「平清盛」の打ち上げが新宿のホテルで行われた。例年に比べてスターの少ない淋しいものだった。主な女優で来ていたのは、和久井映見と武井咲くらい。主演ドラマの撮影で忙しい深田恭子は止むを得ないとしても、松田聖子、松雪泰子、檀れいは急な仕事はないはずで、出演したことを後悔しているのかもしれない。男優陣は、上川隆也、岡田将生、中井貴一、窪田正孝、石黒英雄、渡部豪太、小柳友、辻本祐樹などみな出席していた。主演の松山ケンイチは若手ながら熱演していた。晩年になってからの清盛も違和感なく、松ケンのほか清盛を演じれる俳優はいないように思えた。若手中心のキャスティングに旧世代が反発を感じたのではないだろうか。地元兵庫県では「平清盛」で193億円の経済効果があり、来年の大河ドラマ「軍師官兵衛」の街おこしイベントが早くも始動している。
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