蓬莱橋の通行料は大人100円、小人10円
山本譲二の新曲「蓬莱橋」。蓬莱橋は島田市にある大井川に架かる橋である。
関ヶ原の戦いの後、大井川は江戸の防衛に加えて家康の隠居城である駿府城の外堀の役目を果たすため、架橋はおろか船による渡し舟も厳禁とされた。このため大名・庶民を問わず、大井川は馬や人足を利用して渡河する川越(かわごし)が行われた。「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」となる。1696年幕府は川の両側の島田と金谷に川合所を設け、宿場町として大いに繁昌したのであった。
明治になると架橋が許され各所に橋が掛けられるようになる。そのうち特に著名なのが蓬莱橋である。全長897.422m、1879年1月13日に架橋され、木造歩道橋としては世界一の長さを誇る。1965年には橋脚がコンクリートパネル化された。現在、通行料大人100円、小人10円。(1999年の頃は大人20円だった)
« 日本シリーズ大誤審ものがたり | トップページ | ミネソタの卵売り »
「建築」カテゴリの記事
- カーテンの話(2016.01.15)
- 東京タワー&スカイツリーだけがタワーではない(2015.05.25)
- コンクリートの歴史(2015.04.28)
- 白の文明(2015.07.08)
- 札幌時計台(2015.03.23)
コメント