総天然色映画
最近むかし録画しておいたビデオを見て寝ることにしている。昨夜は大映「千姫」(木村恵吾監督,1954年)である。画質が悪いが、千姫の衣装などとても美しい作品である。日本映画初期のカラー作品だけに色彩に留意している。当時、京マチ子30歳、市川雷蔵23歳、菅原謙二28歳である。家康の大河内傳次郎は56歳だがもっと老けてみえる。雷蔵は映画デビューの年で菅原謙二のほうが役が大きい。ところで日本最初のカラー映画は「千人針」(三枝源次郎監督、1937年)であるが短編作品。1951年の松竹「カルメン故郷に帰る」が日本最初の長編カラー映画として知られている。1951年から1954年までの間に何本のカラー映画が作られたのか知らないが、当時ポスターには「総天然色映画」という文字が大きく記されていた。子どもながらも白黒よりカラー作が好きであった。長じて白黒を好むようになったが。
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