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2013年9月 2日 (月)

ロンドン大火とテムズ川

Img_2    1666年のこの日から、ロンドンは4日間にわたって燃え続け、市街85%(43エーカー、1万3200戸)を焼失した。ロンドン橋畔のパン焼きかまどから出火し、旧セント・ポール大聖堂、ロイヤル・エクスチェンジ、税関、ギルド・ホールなどを焼いた。この大火で燃えた本の数も計り知れない。その後家屋の不燃化、煉瓦建てが進められ、ハイ・ストリートの建設などの街路計画を含めて1671年までには復興も完了し、大火記念碑がシティーに建てられた。1820年には人口110万人の大都市となり、郊外から市内への通勤が増加した。現在人口約750万人のロンドンの街の中央に今もテムズ川が流れる。「ガリア戦記」ではサンスクリット語のタマサー(暗黒の川)と同語源のタメシス川と記されている。TemeseからThamesへと変化したといわれる。かつて海からロンドンへ入るには必ずテムズ川(全長336㎞)をわたらなければならなかった。1894年6月30日タワー・ブリッジの使用が始まる。テムズ河畔にはロンドン塔、ビックベン、英国会議事堂、イングランド銀行、ギルドホールが並び政治経済の中心地として重要な位置を占める。だがテムズ川周辺地区は、地盤は比較的軟弱で、海抜ゼロメートル地域が続く。ロンドンのラテン名であるロンディニウムはケルト語のリンディン(沼沢地の砦)にその語源があるらしく、ロンドン塔付近のテムズ川は水位も高く、堀には水がたたえられていた。そして近年の地球温暖化による水位の上昇は、テムズ川氾濫の危険性を増大している。ロンドンは世界でも最も洪水に強い都市と言われてきた。1953年には高潮により大きな被害を受けたロンドンであるが、1980年代にはテムズ・バリア(堰)と呼ばれる潮汐を調整するための巨大な施設を建設した。しかし水位の上昇はさらに当初の想定を超えるようになった。ニューオーリンズでも起こったことはロンドンでも起こるかもしれない。いま万全な洪水対策が問題となっている。(Londinium,Lyndyn,River Thames,The Great Fire of London)

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