55物語
ウラジミール・バレンティンが年間本塁打の最多記録を更新中である。「55」という数字には魔力のようなものがある。コント55号の「55」の意味は王貞治の年間最多本塁打にあやかって「お笑い界のホームラン王」が込められているといわれる。しかしこれは俗説で坂上二郎は次のように語った。
1966年10月、浅草松竹演芸場の支配人からコンビ名を「君たちはいつも楽屋へ帰ってくると喧々囂々とコントの打ち合わせをして、前身、前身、ゴーゴーゴーという感じだから「コントゴーゴーゴー」ってのはどうだ」とおっしゃったので、「じゃあそれでお願いします」ということになった。その頃007の映画が流行っていたからゴーゴーは数字55にして、台風みたいに号をつけて「コント55号」に決まった(坂上二郎談)。
オードリー・ヘプバーンは自分のラッキー・ナンバーを「55」と決めていた。「ローマの休日」と「ティファニーで朝食を」では55番の楽屋だったので、以後、縁起をかついで自身の楽屋はいつも「55番」と要求していた。
巨人の2008年ドラフト1位の大物ルーキー大田泰示は松井秀喜と同じ背番号55だった。5年で通算本塁打はわずか2本。背番号が重荷となっている。
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