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2013年8月25日 (日)

怖い話「てけてけ」

Img_486658_2354157_0   終戦直後、兵庫県加古川で、鹿島礼子(当時23歳)という地元で評判の美人がいた。ある夜、礼子が駅近くを歩いていると、数人の米軍兵士たちに突然襲われてレイプされてしまった。彼女は大きなショックを受けて、鉄道自殺した。そして怨霊となり、彼女の呪いは、レイプ犯である米軍兵士に向けられた。やがて兵士たちは次々と変死していく。こうして鹿島礼子は呪いを司る霊となり、この話を聞いた者には3日以内の夜に鹿島礼子が枕元もしくは夢の中に現れるという・・・・

  大島優子主演「テケテケ」では、加古川の怨霊伝説を「てけてけ」と結びつけ、学童らによって広められた都市伝説に捏造している。「てけてけ」とは古くから伝わる下半身のない妖怪で、両腕を使い移動する際に「テケテケ」という音がするため、この名で呼ばれたとされる。下半身がないので、自分の足を捜しているとの説もある。この2本の腕だけで車よりも速く走ることができ、一旦狙われたら最期、逃れることができず、体中食い荒される。映画では胴体が一瞬のうちに切断される。

   「てけてけ」と鹿島礼子の怨霊とは別ものであるが、映画化により両者が混同されるようになっている。都市伝説では、次の口裂け女のような質問が付加される。礼子が体の一部が欠損した美女として現れる。そして謎掛けの質問をする。「手を私にくれますか?」と言われたら、「今使っているからダメです」と答えなければならない。「足を私にくれますか?」と言われたら、「今必要だからダメです」と答えなければならない。さらに、「じゃあ私の足はどこにあるの?」と質問されたら、「名神高速道路にあります」と答えなければならない。「それじゃあ、私の名前はなあに?」と質問されたら、「カシマレイコです」と答えなければならない。しかし、場合によっては、「カは仮面のカ、シは死神のシ、マは魔神のマ、レイは霊魂のレイ、コは子供のコ」と答えなければならない。すなわち仮死魔霊子である。これらの質問に答えられなかったり、不正解を出すと、呪いでとどめを刺されて死ぬ。ホラー映画「テケテケ」では鹿島礼子の怨霊がテケテケになったとしているが、地元加古川では困惑気味である。実際、終戦直後の加古川は田舎町で進駐軍がいたとは考えにくい。加古川が都市化するのは昭和40年代以降である。

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