アイドル語源考
朝ドラ「あまちゃん」もいよいよ終盤にむかう。アキはGMTから脱退し、家族で事務所を立ち上げ、アイドルとしてデビューするようだ。ところでドラマに頻繁に登場する外来語「アイドル」という言葉が日本語として定着するのはいつごろからか。シルビー・バルタンの「アイドルを探せ」(1963年)が一般化する契機となったものの、芸能人としてのアイドルという概念が定着するのはまだ先のことのようである。アイドルとはビートルズのような外国の芸能人を対象として呼称であり、日本の若手芸能人は「青春スター」という表現が一般的であった。日活映画「北国の街」(1965年)で舟木一夫が同級生の和泉雅子を「君はクラスのアイドルだ」という台詞がある。この映画の公開当時、昭和40年代には「みんなの憧れの的」という意味でアイドルと使っていたことがわかる。
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