マンボウ放浪
「翻車魚」と書いて「まんぼう」と読む。「翻車」は水車のこと。むかしの本では、「萬寶」「萬歳楽」と表記することもある。温帯および熱帯の海域に分布、日本近海では北海道以南の各地で見られる。背鰭を振りながらのんびりと泳ぐ丸い姿は、愛くるしくも感じられる。しばしば海面に浮く。一度に極めて多数の産卵をする。マンボウの語源については定説はない。マンボウは方形なので満方の意か。榮川省三「魚名考」には、マンは、「円い」意味で、「ボウ」は、「魚(ウオ)」の転訛語であるから、マンボウとは、円型の魚ということであろう、とある。「マンボウ」は古くから、浮いている木を連想させる様子から「うきき」(浮木、浮木魚)と呼ばれることが多い。日本書紀には「枯査」と記される。正式学名は「モラ・モラ(Mola mola)
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コメント
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あんな漢字があるなんて..
有益な情報ありがとうございました!!!
投稿: 鎌田 三之助 | 2013年1月23日 (水) 16時21分