装身具の歴史
装身具の歴史はひじょうに古く、旧石器時代後期にすでにみられる。古代オリエントでは、シュメールの都市ウルの遺跡から見つかっている。ウルの人々は金属加工や宝石細工が上手だった。古代エジプトではバダリ期(前5500~前4000年)にはすでに、石に釉薬をかけ、つや出しを緑色のビーズで、幅広いベルトあるいは「飾り帯」が作られており、後の先王朝時代(前5500~前3100年)になると、貝がらや象牙で作ったブレスレットや護符だけでなく、ファイアンスのビーズで作ったネックレスも身につけられるようになっていた。しかし、これらはたんに装身具としての飾りつけだけでなく、特殊な地位や身分を示すために身につけられることもあった。
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