黄色いシャツの男
「♪黄色いシャツ着た無口な男 オッチョンジ 惹かれる オッチョンジ 好きなの」韓明淑(ハン・ミョンスク)が歌いヒットした「黄色いシャツ」(1961年)はパティ・キム、桂銀淑、キム・ヨンジャなとがカバーし、今でもときどき聴くことがある。それにしてもなぜ黄色なのだろうか?
聞くところによると、韓国の家の床の色はほとんど黄色だという。黄色が好きな国民性なのか。ゴッホ展が韓国で開かれたとき大人気だったのも、黄色が好きな国民性であれば頷けるところがある。このような国民の色の嗜好の研究はなかなか難しい。
色彩学に色相環表がある。基本の12色を色相の近い色を円形に並べる。黄色を中心に考えると、黄色から距離が近い色相は「黄緑」や「オレンジ」であり、逆に遠い色相は「青紫」である。このように色相環の反対側に位置する2色を補色という。補色は色相差が最も大きいので、お互いの色を目立たせる効果がある。ゴッホの絵も効果的に補色が使われている。身近な看板にも多い。例えばセブンイレブンの看板は、赤・緑の配色になっている。
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黄色ですか・・補色は画家にとっては基礎的な認識です。
そうですか・・韓国人は黄色が好きですか?
投稿: 根保孝栄・石塚邦男 | 2013年7月19日 (金) 23時14分
はじめまして。
ヤバいぜ!!Webまーけの上田と申します。
色の補色の話、大変参考になります!
意図的に効果的に使えたら面白そうですね(≧∇≦)
興味深い記事をありがとうございます。
また遊びに来させていただきます。
宜しければ、当ブログにも遊びに来て下さいね。
http://12suh.jp/
投稿: フェイスブック | 2013年7月20日 (土) 07時22分