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2013年7月29日 (月)

愛のフィナーレ

    「♪恋の終りは涙じゃないの それは想い出の始まりなのよ 知っていました別れはくると だからいいのよ言い訳なんか」宮川泰の名曲「愛のフィナーレ」(1968年)。歌謡曲だがカンツォーネのような洋楽の雰囲気がある。ザ・ピーナツの創唱で菅原洋一、尾崎紀世彦、ミルバなどのカバーで知られる。でも結婚式では絶対に歌ってはいけない曲の代表でもある。タイトル「愛のフィナーレ」がダメ。内容も「別れ」がテーマなので完全にアウト。ほかにも結婚式や祝いの席で歌ってはいけない曲は多い。カンツォーネやシャンソンには別れをテーマにした歌が多い。「ふたりの恋はおわったのね」(サン・トワ・マミー)、「恋なんてなんになるの」(恋心)。ピアフの「愛の讃歌」は結婚式に相応しいと思っていたが、恋人の死が背景となっているので不吉とされる。杏里「オリビアを聴きながら」、あみん「待つわ」、シュガー「ウェディング・ベル」、小林明子「恋に落ちて」、欧陽菲菲「ラブ・イズ・オーバー」、石川さゆり「天城越え」、オフコース「さよなら」、梓みちよ「二人でお酒を」などすべてダメ。「あの素晴しい愛をもう一度」なども相応しいと思っていたが、タイトル「もう一度」がダメ。「与作」は「伐る」からダメ。「千の風になって」「トイレの神様」「喝采」など死をテーマにしたものも祝いの席ではダメ。「昭和枯れすすき」「つぐない」や昭和のムード歌謡もほとんどダメ。昭和の歌は作詞に結婚式でのことを考慮していないが、平成になってからの歌にはウェディング・ソングとしてふさわしいように作られているのでそこから選曲するのが無難である。昭和の結婚披露宴の余興定番曲としては、大津美子「ここに幸あり」、江利チエミ「新妻に捧げる歌」、佐良直美「世界は二人のために」、チェリッシュ「てんとう虫のサンバ」など。

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