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2013年6月30日 (日)

五社協定と丸井太郎の自殺

Image010     松竹・東宝・大映・新東宝・東映が1953年に調印した専属監督・俳優に関する協定。後に日活が加わり、新東宝が倒産するまでの3年間は六社協定となっていた。「スターを貸さない、借りない、引き抜かない」の三ない主義を打ち出している。五社協定で映画界から干されたスターに新東宝の前田通子(画像)がいる。監督から「着物の裾をまくれ」と指示されたことを拒否した。大蔵貢はこれに激怒し、両者を即時解雇した。前田は人権擁護局に訴え、勝訴したものの、大蔵のさしがねで芸能界から締め出されれた。

Zuzusi    テレビ「図々しい奴」で人気者になった丸井太郎も五社協定の犠牲者といえる。大映専属であった丸井は飼い殺し状態に置かれたことに絶望して1967年にガス自殺した。

   丸井の死後、1971年大映は倒産し、五社協定は自然消滅した。

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