氳(うん)
雲気・煙霧などが立ちもめるさま。天地の気が盛んに合するさま。小説では「氤氳(いんうん)たる瞑氛(めいふん)が散るともなしに四肢五体に纏綿して、依々たり恋々たる心持ちである」とある(草枕 三)。「氛」は空気。旺文社文庫版の注釈では「氤氳」は「気がさかんなさま」、「瞑氛」は目に見えない霊妙な気」とある(188p)。漢詩文に熟練した人でないと表現できないであろう。
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