ガッツボウル
本日はボウリングの日。1861年のこの日、長崎外国人居留地に日本初のボウリングが開催された。 「あの人はガッツがある」など日常的によく耳にする。ガッツ(guts)は英語で「腸」を意味するガットの複数形。つまり内臓というのが本来の意味。英語で内臓を意味していた「ガッツ」に「勇気、気力、根性」という意味が派生したのは19世紀になってから。日本で外来語「ガッツ」が使われるようになったのは、東京オリンピック以降のことのようである。高校野球ドラマ「ガッツジュン」(1971年)がある。
なお「ガッツポーズ」は和製英語で、英語では、victory pose、fist pumping などという。剣道、相撲、高校野球などガッツポーズが問題視されることがあるが、柔道、水泳などではあまり問題にされない。「ガッツポーズ」はガッツ石松がチャンピオンになったとき披露したポーズが始まりとするのは誤りで、すでにかなり一般的になっていた。ボウリング雑誌「ガッツボウル」で「自分だけのガッツポーズをつくろう」(1972年12月14日号)という特集がある。ガッツポーズはボウリングブームとともに広まった。なおドリフの「8時だよ!全員集合」で仲本工事の体操コーナーの決めセリフ「ハイ、ポーズ!」は1973年からである。
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おはようございます。ガッツ石松氏がある番組で「ガッツポーズを最初にやったのは自分だ。」とおっしゃっていましたが…
投稿: ステレオタイプ | 2012年12月 1日 (土) 08時48分
おはようございます。そうなんすか…石松どんも口から出任せが過ぎますのう。
投稿: ステレオタイプ | 2013年3月10日 (日) 18時09分