実業家パスカル
「人間は考える葦である」で知られる思想家・哲学者ブレーズ・パスカル(1623-1662)は、1623年のこの日に生まれた。「パスカルの原理」「自動計算機」のように物理学者、数学者などでも知られるがキリスト教の宗教家として知られるのが一般であろう。しかしパスカルに実業家としての側面があることはほとんど知られていない。パスカルは1661年11月、パリに乗合馬車を走らせる事業を計画した。友人のアイネ公、クルナン伯、アルノー・ドゥ・ポンポンヌの4人が出資した。最大の出資者はロアネス公で全出資額の半分を負担し、あとの3人はパスカルも含めて、各人6分の1ずつの出資をしている。1662年1月、国王の許可を得、3月18日に営業が開始された。都市においてこうした公共運送サービスを担当する会社が設立されたのは、世界で初めてのことである。この乗合馬車は「5ソルの馬車」といわれ、比較的安価な運賃(5ソル)で利用でき、一定の経路を時刻表にしたがって運行するなど、今日の都市交通のバス運行のシステムの起源と考えられる。十数年で廃止となったが、パスカルは年に6000リーヴルという額を儲けて、この事業は大成功であったという。
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