ふたりのテレサ
画家フランソワ・ジェラールによって描かれた「聖テレサ」(右画像)。カトリック教会の修道院改革に尽力した聖人で、「アビラのテレサ」(1515-1582)と呼ばれている。正式名はサンタ・テレーサ・デ・へスス(本名テレーサ・デ・セペーダ・イ・アウマーダ)という。マドリードの北西90㎞のあるアビラの貴族に生まれた。文章に優れ、当時の平明な口語体でわかりやすく書いた「自叙伝」「完成の道」「内奥の城」は神秘文学の代表作品である。
19世紀フランスのカルメル会修道女「リジューのテレーズ」(1873-1897、本名マリー・フランソワーズ・テレーズ・マルタン)は24歳で早世したが、「自叙伝」は広く読まれた。マザー・テレサ(コルコタのテレサ)の「テレサ」はリジューのテレーズの名にちなんでいる。Saint Teresa of Avila,Therese de Lisieux,サンタ・テレーサ
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