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太宰治は死後60年以上経ても一番よく読まれている作家らしい。文庫本「走れメロス」は夏目漱石「こころ」と並んで売り上げのトップを競う。ところで太宰の昭和11年刊行の第1創作集「晩年」には「葉」「思ひ出」「魚服記」など15編の作品が収められているが、「晩年」という作品はない。つまり全体のタイトルで、むかしは普通にみられたことである。ではなぜ処女本に「晩年」と名付けたのであろうか。芥川龍之介の処女作が「老年」という短編である。敬愛する芥川を真似たのだろうか。
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