有名人の娘
京都の光縁寺に沖田総司の内縁の妻・石井秩の墓がある。沖田総司との間に「キョウ」という名の女児がいたというがその後の消息は一切わからない。歴史上の人物でも「○○の娘」とあるが、その生涯がわからないことが多い。聖徳太子にも片岡女王、馬屋古女王など6人の娘の名前が史書にのこされているが真偽のほどはわからない。紀貫之の娘は鶯宿梅の故事で知られるし、在原業平の娘は在原美子という名が残されている。北条政子は北条時政の娘。千利休には吟(ぎん)、三(さん)など6人の娘がいたらしい。春日局は斎藤利三の娘。西郷隆盛の娘、西郷菊子(1862-1909)は大山誠之助(大山巌の弟)に嫁いでいる。伊藤生子(1863-1934)は伊藤博文の次女。山縣松子は山縣有朋の次女。松平千代子(1846-1927)は井伊直弼の次女。陸奥冬子(11871-1893)は陸奥宗光の娘。幸田文は幸田露伴の次女。円地文子は言語学者上田萬年の次女。東條満喜枝は東條英機の次女。日本では男女平等とはいえ、男系を女系よりも優位としているようで、女性の生涯を調べることはなかなか難しい。
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