酒場と腕相撲
イギリスの肉体派俳優オリバー・リード(1938-1999)は60年代人気者だった。その野性的な風貌や粗野な感じが愛されたのだろう。「吸血狼男」で注目され、「脱走山脈」「恋する女たち」「赤ちゃんを永遠に」「三銃士」「四銃士」など。だが80年代以降は極度のアルコール中毒のため、そのキャリアは急落。1999年、「グラディエーター」のロケ先のマルタ島の港町バレッタの酒場で急死。ラム酒3本を空にし、水夫たちと腕相撲で5人を打ち負かしたあげくの心臓発作だった。まだ61歳だったが、彼らしい豪快な人生だったのかもしれない。
酒場での腕相撲といえばヘミングウェーの「老人と海」のエピソードが思い出される。サンチャゴが若い頃、カサブランカの居酒屋で黒人の大男と腕相撲をするが、勝負がつかなくて朝になってやっと決着がつく。
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