武政英策と鳴子
武政英策(1907-1982)は山田耕筰、門馬直衛に師事。NHK京都和洋管弦楽団の指揮者、新興キネマの音楽監督をつとめ、戦時中高知に疎開して定住。高知県の民謡童謡の採譜につとめた。作品に「どろめ網曳唄」「南国土佐を後にして」など。「南国土佐を後にして」はもともと大陸に出兵した高知の陸軍歩兵236連隊内で歌われた曲といわれる。戦後、丘京子、鈴木三重子、ペギー葉山でレコード化された。
同じ頃、高知「よさこい祭り」が開催され、武政は鳴子(なるこ)という農作物をねらう鳥を追う払う道具を手に鳴らすことを思いついた。よさこい踊で両手に持ってカチャカチャと鳴らして踊る。鳴子の音が奇麗に揃ったときの美しさは見事なものがある。
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