日韓合同で開催された2002年。ドラマ「フレンズ」(深田恭子、ウォンビン)や、映画「ソウル」(長瀬智也)など日韓合作の作品が相次いで公開された。そして2003年NHK・BSで「冬のソナタ」が中高年の女性の心を鷲掴みにし、この作品の成功によって韓流ブームが起こった。だが近年、竹島や従軍慰安婦の問題を巡って日韓関係は冷え込み、嫌韓デモが繰り返される。ここでは映画・ドラマを通じて20世紀末から回顧してみよう。
日本で韓国映画が注目されだしたのは、冬ソナブームが起きるよりも数年前のことである。おそらく「八月のクリスマス」からであろう。不治の病の写真館主と無邪気で明るい交通係の淡い恋を描いた小品である。まるで小津安二郎の映画をみるような心に沁みる名作だった。「我が心のオルガン」も田舎の小学校を舞台にした心あたたまる作品。「パイラン」は浅田次郎の「ラブレター」が原作。つまり韓国人と日本人とは感性が非常に似ているということを改めて映画を通じて知った人は多いと思う。
1999年 「シュリ」ハン・ソッキュ キム・ユンジン 「愛の群像」ペ・ヨンジュン キム・ヘス、「ウンビョリン」イ・ヨンエ イ・チャンフン
2000年 「JSA」シン・ハギュン ソン・ガンホ イ・ビョンホン イ・ヨンエ 「秋の童話」ソン・へギョ ソン・スンホン ウォンビン 「美術館の隣の動物園」シム・ウナ 「リメンバー・ミー」キム・ハヌル ユ・ジテ 「イブのすべて」チャン・ドンゴン キム・ソヨン チン・ソンミ チェリム 「真実」チェ・ジウ リュ・シウォン パク・ソニョン
2001年 「猟奇的な彼女」チョン・ジヒョン チャ・テヒョン 「春の日は過ぎゆく」ユ・ジテ イ・ヨンエ 「美しき日々」イ・ビョンホン チェ・ジウ 「パイラン」チェ・ミンシク セシリア・チャン
2002年 「オーバー・ザ・レインボー」イ・ジョンジュ チャン・ジニョン、「冬のソナタ」ペ・ヨンジュン チェ・ジウ 「ロマンス」キム・ハヌル キム・ジェウォン
2003年 「菊花の香り」チャン・ジニョン パク・へイル、「天国の階段」クォン・サンウ チェ・ジウ 「オール・イン」イ・ビョンホン ソン・へギョ 「宮廷女官チャングムの誓い」イ・ヨンエ チ・ジニ 「天国の階段」クォン・サンウ チェ・ジウ
2004年 「ブラザー・フッド」チャン・ドンゴン ウォンビン 「私の頭の中の消しゴム」チョン・ウソン ソン・イエジン 「僕の彼女を紹介します」チョン・ジヒョン チャン・ヒョク 「パリの恋人」パク・シニャン キム・ジョンウン イ・ドンゴン「バリでの出来事」ハ・ジウォン ソ・ジソプ 「フルハウス」ピ ソン・へギョ 「ごめん、愛してる」ソ・ジソプ イム・スジョン、「チルソクの夏」(日本映画)水谷妃里
2005年 「四月の雪」ペ・ヨンジュン ソン・イエジン 「とかげの可愛い嘘」カン・へジョン チョ・スンウ 「B型の彼氏」イ・ドンゴン ハン・ジヘ 「がんばれ!クムスン」ハン・へジン カン・ジファン
2006年 「私の名前はキム・サムスン」キム・ソナ ヒョンビン 「春のワルツ」ソ・ドヨン ハン・ヒョジュ 「天国の樹」イ・ワン パク・シネ 「百万長者の初恋」ヒョンビン イ・ヨニ
2007年 「コーヒープリンス1号館」ユン・ウネ コン・ユ 「冬鳥」パク・ソニョン イ・テゴン ユン・サンヒョン 「空くらい地くらい」 パク・へジン ハン・ヒョジュ 「初雪の恋」宮崎あおい イ・ジュンギ
2008年 「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」ジョシュ・ハートネット、木村拓哉、イ・ビョンホン 「快刀ホン・ギルドン」カン・ジファン ソン・ユリ
2009年 「白夜行」ハン・ソッキュ、ソン・イエジン、コ・ス、「華麗なる遺産」ハン・ヒョジュ イ・スンギ 「アイリス」イ・ビョンホン キム・テヒ 「花より男子」ク・へソン イ・ミノ 「美男(イケメン)ですね」チャン・グンソク パク・シネ 「千万回愛してます」イ・スギョン チョン・ギョウン 「あなた、笑って」 イ・ミンジョン チョン・ギョンホ 「ノーボーイズ、ノークライ」妻夫木聡 ハ・ジョンウ、「空気人形」(日本映画)ペ・ドゥナ
2010年 「シンデレラのお姉さん」ムン・グニョン チョン・ジョンミョン 「オー・マイレディー」チェリム チェ・シウォン 「あなたの初恋探します」イム・スジョン コン・ユ 「ハウスメイド」チョン・ドヨン
2011年 「恋せよシングルママ」 イ・ソヨン イ・ジェヨン、「天地人(チョンジイン)」 ソン・イルグク パク・チニ イ・ミニョン
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