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2013年5月 8日 (水)

ルシアンの青春

Lacombe3

  1945年のこの日、ヨーロッパでの戦いが連合国の勝利で終了した。フランス映画「ルシアンの青春」(1973)の舞台は大戦末期のフランスの片田舎。ルシアンはふとしたことからゲシュタポの手先となる。ユダヤ人の美しい娘フランシスを助けようとスペインへの逃避行が始まる。戦後、ルシアンは戦犯で死刑となる。ナチの協力した平凡な若者の運命を狂わせた戦争の悲劇。日本の「私は貝になりたい」と同テーマとみることもできよう。フランスでは占領時代が長いだけに、親ドイツの一般人は戦後辛い人生を歩んだだろう。反ドイツになれば、レジスタンス、パルチザンに入れば命は保障できまい。非戦闘員であっても去就は難しい時代だった。美しい映像のためか反戦色はあまり強くないが、芸術的で好きな映画の1つ。ところでルイ・マル監督(1932-1995)は当時40歳くらい。25歳で「死刑台のエレーベーター」でデビューし、ジャンヌ・モローやブリジッド・バルドーの映画で知られる。この「ルシアンの青春」から以降はあまり話題作がなくなったのは、キャンデス・バーゲンとの幸せな生活が才能をむしばんだのだろうか。

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